2013-05-03 16:56 | カテゴリ:さくらんぼ
山形はここ数日の寒波の襲来で
今年のさくらんぼの出来にも影響しそうな気象のようです。

近隣のさくらんぼ畑では開花が進んでしまい、
寒さで訪花昆虫が舞わず、
人工授粉を推奨するJAの広報車が走り回っているようです。
しかし、気温が低いので開葯もおぼつかない状況で、
人工授粉も無駄骨になりかねない状況のようです。

そんな深刻な村山のさくらんぼ事情の中、
SFT家の長果枝栽培の桜桃樹は開花が遅れていて、
5/2時点で2,3分咲の佐藤錦が多いようです。

樹勢の強い長果枝栽培では開花が遅れ気味になるのが、
この異常気象の今年は丁度良い開花ズレとなっているようです。


さて話は変わって、
昨日SFTさんから興味深い画像が届いていました。

最近、当ブログでも何度か取り上げています桜桃用台木のお話です。
青葉台、コルト台、スーパー6台、ダーレン台、
中国実桜台、酸果桜桃台とザッと列記しましても6種となります。

SFTさんは各種台木の桜桃苗を地植えで栽培されていますので、
花芽付きの違いなどは同じ栽培条件下で比較でき、
興味深い知見が得られています。

昨年、ダーレン台の2年生「紅福」は花芽の多さで注目されました。
3年目の今年もその花数の多さは健在のようです。
3koufuk_darlen.jpg
まだ満開では無いですが、沢山の花芽は確認できます。

一方、コルト台の2年目「紅福」は、
花芽は着いたものの昨年のダーレン台に比べますと少ないです。
2cort_koufuk.jpg
アマチュアでも露地植えで植え付けた翌年に結実させることが、
ダーレン台では実現できそうです。

ダーレン台ではコルト台より強い立ち枝が出にくく、
「紅香」や「ジャボレー」、「紅きらり」の台木として使いますと、
2,3年生で花芽がザクザク付くことも有りそうです。

昨年導入の「金印佐藤錦」もダーレン台です。
見事に咲きだしています。
2sato_darlen.jpg
何もしなくても花芽が約束された棒苗はアマチュアの桜桃栽培には、
必須アイテムになるのでは・・。


もう一つ、SFTさんが注目してお勧めの台木が”酸果桜桃台”です。
コルト台などに居接ぎの紅きらりでは、
太い強枝ばかりで3年目でも4,5輪の開花でした。

しかし、
さくらんぼ圃場の酸果桜桃のひこばえに接いだ3年生「紅きらり」は、
沢山の花芽を着けて授粉樹として戦力となっています。
3benikira_sanka.jpg
横枝にびっしりと花芽が着くようです。


酸果桜桃台に接いだ、以前定点観測樹になった「佐藤錦」ですが、
その蘖に接いだ4年生「紅きらり」も沢山の花が着き、授粉に貢献しています。
4beni_sato.jpg
酸果桜桃の台木特性は矮性台木の可能性が窺われるものです。

強樹勢で太い立ち枝が発生しやすい品種には、酸果桜桃やダーレン台が
向いているように思われます。


昨年、紅きらりで軽く人工授粉をした部分は実付き・実止まりが良かった・・と、
感じられたSFTさんは、今年真面目に授粉作業をする気配です。
1gassan.jpg


月山錦の授粉樹として知られる「寿錦」は初開花です。
王氏の育成種で月山錦と出身地は同じになりますが、
SFTさんの観察では、
花が月山錦と瓜二つで見分けが出来ないほど・・似ているようです。
1iwainisiki.jpg

紅きらりや寿錦、酸果桜桃など月山錦に相性の良い花粉が、
準備された今年のSFTさんの月山錦は間違いなく、ザクザクを拝めそうです。

5/5,6日頃が佐藤錦の満開と予想されていますSFTさんは、
人工授粉の効果を精査しようと今年の実験計画は興味深い事例が目白押しです。

後日、SFTさんのブログでレポートされるのを期待したいところです。


@画像提供はS.F.Takaさんです。
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